多系統萎縮症(MSA)の方のご自宅へ

多系統萎縮症(MSA)の方のご自宅へ、理学療法士が伺います。
病気の進行を止めることはできません。できるのは、今ある力をできるだけ引き出すことです。

たとえば、こんなことをご相談ください

  • 立ち上がったときのふらつきがある。変化の速さに住まいの側が追いついていない。
  • 立ち上がった直後に気が遠くなるようなふらつきがあり、すぐに動き出せない。
  • 数か月前にできていた動作が難しくなり、手すりや介助の方法が今の状態に合っていない。
  • ご家族が介助の仕方を覚えたころには、必要な介助が変わっている。

ここに無いことでも構いません。病名だけで一律にお断りすることはしません。

この訪問でできること

理学療法士が1回60分、ご自宅に伺います。実際に毎日使っている玄関・廊下・トイレ・ベッド脇で、動作の評価・練習と住まいの環境調整を行います。

  1. ご自宅での動作の評価 立ち上がり、方向転換、トイレ動作、ベッドからの起き上がりなど、実際の場所で確認します。どこで転びそうかを具体的に洗い出します。立ち上がりの直後にひと呼吸おく手順も含めて、動作の順番を確認します。
  2. 転びやすい場面の動作練習 その方がつまずいている動作そのものを、体調に合わせて一緒に練習します。無理に回数を重ねることはしません。
  3. 住まいの環境調整のご提案 手すりの位置、家具の配置、動線の変更など、道具を買わずに済む案から先にお出しします。
  4. ご家族への介助方法の共有 支える位置、声のかけ方、力を使わない介助の手順を、その場で一緒に確認します。介助するご家族の身体を守ることも目的に含みます。
  5. 記録のお渡しとご家族への共有 確認した動作、変化、次に取り組むことを書面にしてお渡しします。離れて暮らすご家族にも共有できる形にします。変化が速い場合は、記録を次の見直しの起点にします。内容と頻度はひと月ごとに見直します。
  6. ケアマネジャー・主治医の先生との連携 担当のケアマネジャーがいらっしゃる場合は、こちらから情報提供書をお渡しし、連携させていただきます。主治医の先生との連携は必須ではありませんが、ご希望とご同意があれば訪問の記録をお送りします。指示書は不要ですが、通院は続けてください。

初回の評価から毎回の訪問まで、代表の氏原が一人で担当します。進行性の神経の病気の方を多く担当してきました。

できないこと

できないこと

病気の進行を止めること。お薬を出すこと。麻痺を元に戻すこと。関節の変形を戻すこと。これらはできません。できないことを、できるようにお見せすることもしません。

できること

眠っている力を引き出すこと。ご家族に動作の支え方をお伝えして、毎日の暮らしの中で協力を得られる状態をつくること。この2つに、時間のすべてを使います。

立ちくらみや血圧の変化については、主治医の先生にご相談ください。訪問では、その状態を前提にした動作の順番と環境を考えます。

進行に合わせて、組み立て直します

  1. 手を貸しながら、目の前で動きが変わることを確かめる こちらが支える位置や体重の移し方を手で誘導し、「こうすれば動ける」という感覚を、まずご本人につかんでいただきます。
  2. 声をかけるだけで、同じ動きができるようになる 手を離し、言葉だけでお伝えします。ご家族にも同じ言い方をそのまま使っていただけるよう、声のかけ方をそろえておきます。
  3. 見ているだけで、ご本人とご家族だけで安全に行える 最後は、こちらが手も口も出さない状態を目指します。訪問と訪問のあいだの毎日を支えるのは、月に数回伺う私ではなく、そこで一緒に暮らしているご家族だからです。

進行に合わせて、この段階は行き来します。3までいった動作が、体の変化でまた1に戻ることもあります。そのたびに、今の体に合う形へ組み立て直していきます。

なお、動作の変化の出かたには個人差があり、すべての方に同じ変化が出るとお約束するものではありません。 ここに書いたのは、病気や症状そのものにはたらきかけるという話ではなく、日常の動作のしやすさについての話です。

ご家族へ

初めて伺った日に、ご家族へ必ずお伝えしていること

「ありのままの自分でいてください」ということです。

訪問の前にお薬の時間を合わせて、いちばん動ける状態で迎えてくださる方がいます。お気持ちはとてもありがたいのですが、私が見たいのはその姿ではありません。 いちばん動けない時間に、どう工夫しているのか。そのときご家族がどう手を貸しているのか。 変えられる余地は、そこにしかないからです。

ご家族への介助方法の共有

支える位置、声のかけ方、力を使わない介助の手順を、その場で一緒に確認します。介助するご家族の身体を守ることも目的に含みます。

ケアマネジャー・訪問看護・MSWの方へ

  • 介護保険・医療保険を使う「訪問リハビリテーション」とは制度が異なる、全額自費のサービスです。介護保険・医療保険の指定事業所ではありません。
  • ご利用にあたって医師の指示書や介護認定は必要ありません。
  • 担当のケアマネジャーがいらっしゃる場合は、こちらから情報提供書をお渡しし、状況を共有します。

料金とご利用の流れ(要点)

料金
ご自宅への訪問は1回60分(お宅に着いてからお暇するまで)で15,000円(税抜)です。
交通費
片道5kmの範囲内は料金に含みます。それ以上の距離はご相談ください。
初回の訪問
ご自宅への訪問(60分・初回も同額)。初回は、60分の中でご自宅での動作を評価し、今できていること・危ない場面・住まいの中で変えられることをお伝えします。
ご契約
訪問先でタブレットを使い、その場でお手続きいただきます。持ち帰ってご家族と相談されてからで構いません。
対応エリア
柏市・松戸市・流山市・我孫子市の全域に伺います。さらに隣接する市にお住まいの場合はご相談ください。
お受けできる範囲
重い心臓の病気がある場合や人工呼吸器をお使いの場合など、リハビリと並行して看護が必要なケースは、お受けできないことがあります。病名だけで一律にお断りすることはせず、状況を伺ったうえで判断し、お受けできない場合は理由をお伝えします。
また、一人で伺える件数には限りがあるため、継続してお伺いできるのは15世帯までを上限としています。埋まっている場合は、その旨を最初にお伝えします。

よくある質問(抜粋)

介護保険や医療保険は使えますか。

使えません。柏訪問リハビリステーションは全額自費(保険外)のサービスで、介護保険・医療保険の指定事業所ではありません。料金はすべてご負担いただく形になります。

何回くらいで効果が出ますか。

回数で結果をお約束することはできません。進行性の病気では、体調も症状も日によって変わります。

当ステーションが目標にしているのは、病気そのものをどうにかすることではなく、今できている動作を、できるだけ長く保てるようにすることです。そのために、動作の練習と住まいの環境を、進行に合わせて調整していきます。

医師の指示書や介護認定は必要ですか。

自費のサービスのため、ご利用にあたって医師の指示書や介護認定は必要ありません。ただし主治医の先生への通院は続けてください。担当のケアマネジャーがいらっしゃる場合は、こちらから情報提供書をお渡しして連携します。主治医の先生へも、ご希望とご同意があれば訪問の記録をお送りします。

ほかの病気の方へ

上記以外の進行性の神経疾患についてもご相談ください。ただし、安全に伺えるかどうかを事前に確認させていただきます。 重い心臓の病気がある場合や人工呼吸器をお使いの場合など、リハビリと並行して看護が必要なケースは、お受けできないことがあります。 病名だけで一律にお断りすることはしません。状況を伺ったうえで判断し、お受けできない場合はその理由をお伝えします。

ご相談・訪問のお申し込み

「まだ頼むと決めたわけではない」という段階でも構いません。今の状況を伺ったうえで、自費のご利用が合わないと思えば、その旨をお伝えします。

受付は24時間(LINE・メール)。ご返信は、土日祝日を除く1営業日以内にお送りします。ご予約が完了した方に、やりとり用の電話番号をお伝えします。

保険外(全額自費)のサービスです。 介護保険・医療保険の指定事業所ではありません。診断・治療などの医療行為は行いません。

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